中国から日本へ。両国のIT業界を経験して見つけた、自分らしいキャリアの描き方

中国出身、日本語能力試験1級、TOEIC780点。日中両国のIT業界を経験し、グローバルな視点を持ちながら現在PO(プロダクトオーナー)としてご活躍中の潘さん。マネジメントから開発、そしてPOへとキャリアを積み重ねてきたストーリーは、これからのキャリアを考えるエンジニアの皆様にとってヒントに満ちています。3回目の転職では40社もの面接を受けた中で、なぜセルプロモートを選んだのか。入社の決め手となった魅力について語っていただきました。

日中両国のIT現場を経験して見えた、働き方の違い

──これまでのご経歴や、日本語を勉強されるようになったきっかけを教えてください。

中国の浙江省杭州市で生まれ育ち、大学では観光系学部を専攻しました。年上の従姉妹が同じ大学で日本語を専攻していて影響を受けました。実は、大学1年の夏休みにアレルギーを発症し、外に出られない状況になってしまって。家から出られない状況の中、ひたすら日本のアニメやドラマを見たり、市販の教科書を読み込んで学習しました。大学3年のときに日本語能力試験1級を取得し、その後、日本人に中国語を教えるバイトを始めるなど、色々なチャンスもありましたね。

──卒業後、すぐ日本に来られたとお伺いしています。日本で就職した際のエピソードを教えてください。

ずっと日本に行きたかったのもあり、1社目から日系企業を選びました。eラーニングのサイトや教材を自社開発している会社です。その会社は上海に子会社があるのですが、私の地元からも非常に近かったんです。日本の社長が上海に来たときに、面接を受けてご縁がありました。入社後、まずは研修を受けて、すべてのポジションを一つひとつ経験しました。開発の仕事のプロセスを見て、最終的にマネジメントのポジションに定着しました。

──その後、2社目へご転職をされた背景を教えてください。

1社目では4年ほど働いたのですが、毎年やることが似通ってきてしまい、もうちょっと私なら何かできるんじゃないかという自信がありました。若気の至りじゃないですけど、そのときは自己肯定感が高かったんですね(笑)

そんな時、知り合いが中国のゲーム会社で働いていたこともあり、面接を受けてみないかと誘われました。それで詳しく話を聞きに行ってみたら、日本の大手ゲーム会社のタイトルを、中国でもグローバル販売していくといった、新規スタジオの立ち上げのタイミングで。それで、日本語スキルとマネジメント経験もあるというところを評価いただき、内定をいただいて入社しました。

──中国に戻られて、環境を変えて働いてみていかがでしたか?

2社目の現場はチームワークも良く、雰囲気も良かったです。ただ、いざ入社してから分かったのが、中国のIT業界は非常に厳しい世界だったということです。スキルの問題というよりは業務時間や残業が長いんです。

中国では『996』という言葉があり、朝9時から夜9時まで週6出勤をするのが日常でした。深夜のメンテナンスやリリースも日常的にあり、プロジェクトに関わった人間は全員待機です。私はマネジメント側で、不具合が起きても助けようがないのに、夜中も全員が出社するというルールでした。

また、当時27歳くらいだったのですが、中国のIT業界には「35歳の壁」と呼ばれるものがありました。その年に近づくと「出世できなかったら解雇されてしまう」という暗黙のルールです。そのとき、ちょうど私の上司が解雇されるところを見てしまい…私は定年まで働きたいと思っていたのですが、限界が見えてしまったのです。日本と中国のIT業界をそれぞれ経験してから、やっぱり日本がホームだと感じて戻ってきました。

──再び日本に戻られてから、初めて開発に携わられたとお伺いしています。

そうなんです。3社目は就労ビザの関係で、日本にある中国系の企業に入社したのですが、そこで初めてプログラミングに触れることになりました。全然得意分野ではなかったのですが、ビザのためにしのぐしかない状況でした。

AWSのクラウド運用が4割、API開発が6割くらいでしたね。AWSはコーディングの量も少なく、各サービスの仕組みを理解していれば何とか乗り越えられましたが、APIを新規で作るのは非常に苦労しました。実際にゼロからコーディングを始めるというのは大変で、何度も向いていないなと実感しました(笑)

再び「マネジメント系に戻りたい」という思いが強くなり、当時は商流などの関係から上流案件に挑戦することも難しかったため、もう一度転職するしかないと思いました。転職活動には半年ほどかかり、合計で40社ぐらい面接に行ったかもしれません。最終的に候補として残ったのが、とある自社サービスの企業と、セルプロモートの2社でした。

日本での再就職。「次こそ長く働きたい」40社の面接からたどり着いたセルプロモート

──自社サービスの会社と比較して、当社を選ばれるまでの背景を教えてください。

これまで3〜5年と比較的短期間で転職してきていたので、面接の場でも「次の会社では長く働きたい」という意思を伝えたんです。すると自社サービスの企業の人事から、「SES企業のほうが色々なプロジェクトに挑戦したい人が多いので、潘さんが自社サービスだけの当社で飽きてしまわないか心配です」と言っていただいたのです。そこで、「たしかに自分もいろんなもの作りたいよな」と気づかされました。

実際、2社目の中国のゲーム会社でも複数のプロジェクトを掛け持ちしていたので、ずっと同じものを作り続けるというわけではなかったんです。私はふたご座で、常に変化を追い求める性格です。ある程度、私自身がプロジェクトを変えたいときに融通が利く環境の方が、私の性格に合うんじゃないかと気付くきっかけになりました。

──当社を選んだ決め手や、面接時のエピソードなどを教えてください。

セルプロモートを選んだ大きな決め手になったのは、選考時の面談で、今後の私のキャリアプランを一緒に立ててくださったことです。タレントマネージメント(以下、タレマネ)の担当者が、私のキャリア希望に沿って1年目、2年目、3年目……と具体的な目標を置いたプランを作ってくださいました。今後はこういう方向に一緒に進んでいきましょうというものです。

選考中は実際に上流で活躍されている社員の方とも直接お話でき、「1年でプロジェクトを変えた」という実体験も聞くことができました。率直に「1年で変えてもいいんだ」と思いましたね。

実は、セルプロモートは転職活動で一番最初に面接を受けた会社だったんです。当時、日本での転職が初めてでとても不安だったのですが、担当者の近江さんの雰囲気がすごく柔らかくて、寄り添ってくださる感じでとても安心感がありました。日本企業の面接といえば、会議室にスーツの人が並ぶような固いイメージだったのですが、いい意味でそのイメージを壊してくれました。

近江さんは私のキャリアプランをしっかりと理解してくれているし、私が思い描く方向に持って行ってくれそうな姿勢が見えたんです。それも決め手になり、入社することを決めました。今でも毎月1on1でお話ししていますが、本当に「担当が近江さんで良かった」と思うことばかりです。

──現在のお仕事の内容について教えてください。

入社してちょうど1年がたちますが、今の現場ではスマホアプリ開発のPO(プロダクトオーナー)として働いています。スクラム開発におけるPOで、開発側に「こういうものを作ってください」と依頼する仕事です。私たちの上には主管部がいるのですが、主管部から一言だけいただいた要望を、開発側に細かくどう伝えるべきか、今のアプリにどういう改修を入れるべきかなど、私たちPO側で詳細に仕様を作り込んで開発側に持っていきます。

作っていただいたものに対しても、納品チェックほどではないですが、自分たち側で一回動かしてみてちゃんと思う通りにいくかなどのチェックをします。あとはマーケットアップですね。市場に出すまでが、私たちの仕事範囲になります。市場に出す実際の作業は主管部側が担当されますが、それまでの事務作業だったり、APKの連携などは自分たちが対応します。

──1日の仕事のスケジュールを教えていただけますでしょうか。

基本的にミーティングが多く、毎朝30分のデイリーで始まり、その後は各自の案件に取り組みます。スプリントレビューや振り返り、開発定例、内部定例などがあります。開発側への依頼は、プロジェクト管理ツール「Jira」でチケットを切り、リファインメントの場で説明してスプリントに割り振ります。ミーティングがない時間はドキュメント作成をしていて、主管部への報告資料やマーケットアップに向けた開発完了資料などを作っています。

──お仕事のやりがいはありますか?

実は、サービス提供側に立ってものづくりをするのは、自分にとって初めての経験なんです。今までのマネジメントは「時間通りに、スコープ内のものを作ってくれればいい」というイメージでした。でも今は、何かあったときは必ず私たちのところに来ます。

今作っているものは本当に良いのか、ユーザー体験として良いものなのかが常に問われます。そこがすごく新鮮で、今後このキャリアを進む上で大事な経験だと思っているので、やりがいにもつながっています。

また、これまでを振り返って思うのは、やっぱり「ものづくりは楽しい」ということです。どのポジションでも、昔のマネジメントのときも、PGのときも、今のPOだとしても、ゼロから私たちが手がけたものが形になって表れるのは本当に楽しいです。成果物を見て、ちゃんと動いてくれているところを見たときは、「時間をかけた努力が形になった」と実感でき、すごく達成感があって楽しいです。

資格取得もキャリア形成も。みんなが味方となって成長を後押ししてくれる環境

──先日の「エンジニア表彰式」では潘さんがスキルアップ賞を受賞されました。積極的に資格取得に取り組まれている理由を教えてください。

これまで取得した資格のほとんどは、仕事に使えるので取りました。『PMP(Project Management Professional)』と『NPDP(New Product Development Professional)』というマネジメント系の資格は中国の会社にいた頃に取りましたが、それも仕事で必須レベルの資格でした。「その資格を持っていないと、この業界では上手くいかないよ」という空気で。技術系の『Java Silverの資格もそうですし、AWSに関する資格も、仕事で使うからという理由で取りました。

ただ、セルプロモートに入社してから取った『情報セキュリティマネジメントの資格だけは少し違います。普段の仕事には直接使わないのですが、セルプロモートでは資格取得報奨金が出るので、正直に言えば、報奨金がいただけるからというのもありました(笑)

でも、いざ勉強してみたところ、これまで知らなかった情報セキュリティの知識や、ウイルスについてなど、すごく詳しく勉強できましたよ。今は情報セキュリティが非常に厳しいですよね。気づかないうちに何かやらかしてしまうリスクもあります。資格を取った今では、使うか使わないかは別として、情報セキュリティに関する知識は誰もが持っておいた方がいいと思っています。資格は引き続き取っていく予定で、次はPMOに関する資格も取ろうと思っています。

──セルプロモートで働く魅力について教えてください。

とにかく風通しがすごく良くて、相談しやすい環境です。資格に関して言えば、前職では受験料はすべて自腹だったので、セルプロモートの勉強会応援制度や、資格取得報奨金制度は本当にありがたいです。対象の資格は限られていますが、追加してほしい資格については、タレマネから定期的にアンケートが取られるので、希望が通れば追加してもらえます。

また、私が今勉強しているPMOの資格は有料講座を受講する必要があったのですが、今までの制度では、講座代までは出していただけないという話でした。もらえる報奨金よりも講座代の方が金額が高かったので、受ける側としては割に合わない状況でした。しかし、それを近江さんに相談したところ、すぐに社内に掛け合ってくださって、1ヶ月ほどで「通りましたよ!」と連絡が来たんです。本当に仕事が早くて驚きましたし、何より私のために動いてもらえたのがすごく嬉しかったです。

──今後のキャリアプランについて教えてください。

今後も引き続き、マネジメント系のキャリアを積み重ねていきたいです。転職活動で気づいたのが、日本のPMOやスクラムマスターなどのポジションで仕事するには、やっぱり開発経験があった方がいいということです。今の現場に入って初めてサービス提供側の視点も分かるようになり、仕様調整もでき、開発側との間でどう動き出すべきかなども理解でき、より視野も広がりました。この経験で学んだことを生かして、さらに上流にも挑戦していきたいです。

セルプロモートの営業はとても頼もしくて、私の直感ですが、何でも叶えてくれそうな雰囲気をすごく感じます。前職ではプロジェクトに人材をアサインしたらあとは放置という感じだったこともあり、最初は、SESは営業さん次第のところがあることが少し不安でした。現場変更希望を出しても、営業さんに断られてしまったらしょうがないと思っていたんです。

でも、今担当してくださっている営業の池田さんは非常に柔軟に対応してくださっていて、むしろこちら側の視点を持ち、私の意思や想いに寄り添いながら対応してくださっています。池田さんも、近江さんも、私の味方をしてくださるので、とても仕事に専念できています。

──最後に、当社の面接を受けてくださる方へのメッセージをお願いします。

セルプロモートの面接では、自分がやりたいことをしっかり伝えてみてください!選考ではどうしても自分を良く見せようとして、本音を言えないときがありますよね。でも、セルプロモートの面接ではそういった遠慮は一切いらないと私は思っています。妥協せず、ストレートに「これやりたい」ということを言っておいた方がいいです。言っておいて絶対損はしないと思っています。私が証明します(笑)

これまでの経験を活かして、新しいことにチャレンジしてみたい人におすすめの会社です。私のようにPGからマネジメントに挑戦していきたい人や、次はこれにチャレンジしたい!という強い希望がある方には、ぜひ入社していただきたいです。


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